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今年も秋田県の最深部のマタギの渓にやってきた。前日まで秋田県に上陸した台風の影響で渓の増水が心配された。そこで減水するのが早い渓に入ることにした。朝7時半、快晴で、木漏れ日が斜めに川面を照らしていた。神秘的な光景だ。
朝靄の中をキャスト。魚がいるのかいないのか胸がときめく瞬間だ。朝早くのフライフィッシングではイワナの反応はしぶい場合がままあり、日が高くなるにつれて、反応が出てくることが多い。川面を虫が飛びまわるとイワナも虫を追って活気付く。
マタギの渓は常に熊の存在に注意をはらわねばならない。それだけ自然が保たれており、ブナ,ナラなどの広葉樹に囲まれた独特の雰囲気がある。1人で入渓するのはかなりの度胸が必要だ。昔は1人で1週間くらい様々な渓を巡っていたが、今は無理になってきた。
つり5景。いい型のイワナが出て、一同安心する。イワナのソテーができる。
釣り立てのイワナをありがたくいただく。なんとも淡白な味わいで、至福の思いにとらわれる。
宿の近くの店で購入した稲庭うどん を河原で食う。この渓で豊富に取れる野わさびで食べるうどんの味は格別。川の水は12-3度の水温で飲めるほどの水質、うどんを冷やすには最適。
コーヒータイム。水がいいのと周りの絶景のせいもあり、体中に染み渡る。
いつも世話になっている宿の食事は山菜料理が中心でとても旨い。ある日の朝食と夕食。
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至福の時:秋田のイワナつり
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