映画「ノマドランド」〜漂泊する車上生活者

撮影と音楽が秀逸で、極上の美術作品を見ているようだ。全編に抒情が漂い、深い余韻が残る。主演のフランシス・マクドーマンドのただならぬ実在感を伴った演技とともに、クロエ・ジャオ監督の演出が鮮やかな切れ味で、彼女の存在を世界に … “映画「ノマドランド」〜漂泊する車上生活者”の続きを読む

「イエスという男」〜 田川建三著 その生と死

何というタイトルだろう。何か挑戦的で、決然とした雰囲気が感じ取れるタイトルだ。普通の宗教書ではなく、生身のイエスについて何かを示してくれるものなのか。キリスト教にはそれほど関心を抱けない者にも、イエスという存在には実在論 … “「イエスという男」〜 田川建三著 その生と死”の続きを読む