《ジェレム・ジェレム便りNo.53》インターネット時代のラジオ放送

ロマの社会は、かつて「パトリン(葉っぱの意)」と呼ばれる独特な情報伝達のしくみを持っていた。旅をする一族は、葉っぱや羽、棒切れのような身の回りのものを使って、同じ道を通ってあとからやって来る他の一族に情報を伝えたのだ。ラ … “《ジェレム・ジェレム便りNo.53》インターネット時代のラジオ放送”の続きを読む

忘れがたき名演・名人たちの熱き思い出〜「舞台の記憶」矢野誠一著

若き日々の青春日記の側面もあり、読みながら己の若き時代を反芻せざるをえない好著である。演劇・演芸評論家、エッセイスト、矢野誠一の近著である「舞台の記憶」(岩波書店)の70年に及ぶ観劇記録の圧倒的なヴォリューム感に驚き、ひ … “忘れがたき名演・名人たちの熱き思い出〜「舞台の記憶」矢野誠一著”の続きを読む