小沢昭一 七回忌追善 日本の翻弄芸 を観て

小沢昭一を尊敬し、善男善女のココロを翻弄することを旨とする3人が天国の小沢さんに届け、のココロで開催した一夜のイヴェント。12月6日浅草・木馬亭はち切れんばかりの聴衆で溢れ、補助椅子でも足りないほどの入りだった。場内は、小沢さんを懐かしむ暖かな空気で満たされた。   会は、桂吉坊(上方落語)の「天王寺詣り」から始……続きを読む

竹原ピストル・弾き語りコンサート記

   「よー、そこの若いの」という歌をバックにショートドラマが展開するテレビCMと言えばピンと来る方も多いだろう。その歌を歌っているのがシンガーソングライター・俳優の竹原ピストルだ。この1年は映画『永い言い訳』(西川美和監督)での日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞の話題やNHKの音楽番組SONGSへの出演で一挙に人……続きを読む

マッドマックス的小屋掛け芝居〜ナカゴー第12回公演「率いて」

何とも言いようがないほど馬鹿馬鹿しくて、安っぽくみえるのだが、噴出力が強烈で、意外性がふんだんに散りばめられており、いつしか芝居に入り込み、感情移入し始め、笑ってしまうしか無い芝居である。ズレ感覚で押しまくる迫力が突出しており、吉本の漫才を思い起こさせるが、それより毒が刺激的だ。マッドマックス的小屋掛け芝居といえ……続きを読む

フシに酔う〜華やか女性浪曲師、玉川奈々福・春野恵子

浪曲タイフーンvol.5と称する浪花節の会を見た。玉川奈々福が企画し、春野恵子とシリーズで開催してきたイベントだ。 春野恵子は「電波少年」のケイコ先生などを経て2003年以降浪曲師の道に入った。最近はテレビなどのドキュメントでアメリカ公演の模様などは知っていたが、生の舞台を見たのは初めてだ。  玉川奈々福は彼女が……続きを読む

田中泯ソロダンス公演「昨日から」〜静逸な情熱

場内が暗転し漆黒の闇に包まれる。「今晩は、田中泯です。」と田中泯の声がする。今夜のステージは、音楽が付かない無音のステージになると言い、「自然に行きましょう。携帯も切らなくていいでしょう。いや、やはり切りましょう。ぶつぶつ不満や、おならなどはいいですよ。自然にね。では準備しますので・・」と肩が凝らない空気の中で、……続きを読む