「地を這う前衛」ダンサー、田中泯の初エッセイ集

「僕はずっと裸だった 前衛ダンサーの身体論」(工作舎)。 稀代のダンサー、田中泯、初のエッセイ集であり、活目すべき身体論・舞踊論である。自らは舞踏家と呼ばれることを拒み、ダンサーと呼ばれることを望む。 身体表現の起源を探 … “「地を這う前衛」ダンサー、田中泯の初エッセイ集”の続きを読む

《ジェレム・ジェレム便りNo.24》ブルガリア、ロック・フェスの町のロマ

ブルガリア北東部の黒海に面した小さな観光都市カヴァルナは、2006年から毎年夏に開かれているロック・フェスティバルのおかげでその名が世界に知られるようになったが、カヴァルナのロマ系住民こそこの地の名誉とすべきだろう。 ブ … “《ジェレム・ジェレム便りNo.24》ブルガリア、ロック・フェスの町のロマ”の続きを読む

《ジェレム・ジェレム便りNo.23》ハンガリーの村のフレスコ画

低開発や貧困の特効薬と言えばやはり<観光>だろうか。専門家によれば、普通の観光よりも農業体験や文化遺産巡り、究極の体験ツアーの方がその地域に経済的利益をもたらし、草の根レベルの小規模なビジネスの方が観光客やジャーナリスト … “《ジェレム・ジェレム便りNo.23》ハンガリーの村のフレスコ画”の続きを読む

奇祭 つく舞~茨城県龍ヶ崎市を見る

7月27日龍ヶ崎のつく舞を見物した。雨蛙の面をかぶり、たっつけ袴に筒袖姿の男が、路上に立てた15メートルほどの大柱にのぼり、四方に矢を放ったのち、地に張りわたされた綱を滑りおりながら、曲芸を見せる。漢字では撞舞の表示。起 … “奇祭 つく舞~茨城県龍ヶ崎市を見る”の続きを読む