ジム・ジャームッシュの新作「リミッツ・オブ・コントロール」

この映画はジャームッシュを知らないものにとっては茫然自失、入場料返して・・という類の映画かもしれない。それほど徹底的な説明不足、劇的クライマックス皆無等々およそ普通の映画つくりの常識的文法を無視した映画つくりである。 と … “ジム・ジャームッシュの新作「リミッツ・オブ・コントロール」”の続きを読む

自伝的回想風ドキュメンタリー「アニエスの浜辺」

フランスの女流監督アニエス・ヴァルダ。1954年デビュー以来55年間にわたり作品を作り続けてきたヴァルダの新作ドキュメンタリー「アニエスの浜辺」は、自伝的回想風ドキュメンタリーであり、私「映画」とでもいうべき個人的感懐に … “自伝的回想風ドキュメンタリー「アニエスの浜辺」”の続きを読む

痛快な快作!「ウルトラミラクルラブストーリー」

■2009.6.12  痛快な快作!「ウルトラミラクルラブストーリー」●この映画が実質的なメジャー映画のデビュー作である横浜聡子監督は今後注目すべき才能の持ち主である。デビュー作というものは作家がかかえている問題意識・テ … “痛快な快作!「ウルトラミラクルラブストーリー」”の続きを読む

圧倒的な存在感はどこから:「チェチェンへ・アレクサンドラの旅」(ソクーロフ監督)

■2009.1.24  圧倒的な存在感はどこから:「チェチェンへ・アレクサンドラの旅」(ソクーロフ監督)●入社後最初に配属されたのがロシア音楽を扱うクラシック・レコードの編成の仕事だった。モダンジャズが好きだった私にはチ … “圧倒的な存在感はどこから:「チェチェンへ・アレクサンドラの旅」(ソクーロフ監督)”の続きを読む

今年の映画ベスト・ワン「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」

■2008.12.19  今年の映画ベスト・ワン「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」○マーティン・スコセッシ監督はとても好きな監督である。昨年、彼が「デイパーテッド」で初めてアカデミー賞を取ったときには、 … “今年の映画ベスト・ワン「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」”の続きを読む